担当講師:鈴木伸治(横浜市立大学国際教養学部 教授)

【講義概要】

まちづくりと創造都市の接点を考える上で、重要なポイントとなりつつあるウェルビーイングやリノベーション、創造的人材をキーワードに講座をすすめる。大都市のみならず、都心周縁部や地方都市、人口減少地域などさまざまなスケールからまちづくりと創造都市の関係性を考える。

11月28日(木) リノベーションまちづくりと創造都市(岡部友彦・コトラボ合同会社代表)

・講義動画

本講義では、コトラボ合同会社代表の岡部友彦氏をお招きし、横浜、そして主に地方都市でのリノベーションまちづくりをテーマにご講義いただいた。コトラボ合同会社では、地域の埋もれた資源(アセット)を掘り起こし、新しい見方の提示することで、新たな価値を創出し、活用に繋げるといった事業を展開している。また、持続的な運営体制をつくることにも力を入れており、多様な地域コミュニティの課題改善の事業を展開している。今回は、日本全国の様々な地方都市(横浜市寿・松山市三津浜・熊谷市星川・墨田区曳舟・福島県双葉駅前地区・小田原)で行われている事例について紹介していただいた。これらの事例では、例えば空き家のリノベーションと利活用、地域の将来のビジョンづくりなどの様々な活動を通し、地域の活性化に取り組んでいることがわかる。コトラボ合同会社の取り組みを見ていくと、地域との関係性をつくり、仲間を作り、一見負債と見なされる資源(例:空き家)を暫定活用やワークショップを通じて、地域資源として活用することにより、コトづくりのデザインを目指しており、その地域と数年かけて取り組んでいる。

・講義資料