担当講師:上野正也(神奈川大学建築学部 准教授)
【講義概要】
重厚長大な産業が衰退するなか、都市または国家における新たな経済のエンジンとして、創造産業は位置付けられてきた。
そして近年では、国内外を問わず様々な自治体において産業振興施策として事業展開されている。今回の講義では、総論として創造産業の潮流について概観する。以降の講義は、創造産業振興には欠かせない中間支援にスポットを当て、クリエイターや作家を様々なものに結びつける力に注目する。これらを通じ、創造産業の現在を知り、またその可能性について考えていく。
◎11月05日(火) 旭川クリエイターズクラブの取組み(ゲンママコト・デザイン 事務所カギカッコ 代表 /アートディレクター/グラフィックデザイナー 講師 安食 真 有限会社スタジオニブロール クリエイティブディレクター/デザイナー)
・講義動画
クリエイター達自身が繋がり、活動を発展させるための中間支援団体である「旭川クリエイターズクラブ(ACC)」。 旭川やその近郊で活躍するプロのクリエイターたちが集い、協働しながら、活動を広げている。 本講義では、STUDIO NIBROLLでクリエイティブディレクター・デザイナーとしてご活躍中の安食真さん、ならびに旭川のデザイン事務所カギカッコのグラフィックデザイナーであるゲンママコトさんをお迎えし、ACCの具体的な取り組みとクリエイターへの支援の仕組みなどについてお話しいただいた。
ACCでは、「会員同士の交流」と「発信」を活動の主軸とし、多岐に渡る活動を行なっている。 クリエイター同士のネットワーキングを目的とした交流の場や、スキルアップのためのセミナーや勉強会、展覧会やイベントなどを幅広く展開している。 また、ACCは受注した案件をメンバーへ分配するという独自のシステムを採用しており、これがクリエイター同士の協働を促進し、新たな価値の創造に繋がっている。
・参考資料(なし)