創造都市スクール:後期(9/24~12/12)受講登録&講義プログラムのご案内_【ユニット9・10追加】

前期受講生の受講登録は「不要」です※

「創造都市」について、横浜市での20年間の取組や、国内外の活動を凝縮し、幅広く、深く、そして、「無料」で学べるスクールです。オンラインでの受講、前期講義も含めアーカイブの視聴が可能ですので、ご自身のペースで学ぶことができます。ぜひ、ご登録ください。

■ 後期受講登録フォーム ■

以下のフォームよりお申込みください。なお、前期受講生は後期も登録を継続するため、受講登録は不要です。

後期受講登録フォーム

https://forms.office.com/r/kH4Ntt4UCL

■講義プログラム■

後期の講義プログラムは以下のとおりです。

●第5ユニット
【講座名】
文化政策の潮流と現在地 担当講師 吉本光宏(文化コモンズ研究所 代表)
【講義概要】
日本の文化政策について、1980年代からの潮流を振り返り、現状や課題の把握、文化予算からみた諸外国との比較などを行う。2017年の文化芸術基本法の改正で国の方針としても明確に打ち出された文化芸術と教育や福祉、まちづくり、観光など他分野との有機的な連携について、国内外の実践例を広く紹介し、全国に広がる地域アーツカウンシルの動向も踏まえ、これからの文化政策のあるべき姿、創造都市政策との関連性を考える。
9月24日(火) 文化政策の潮流と現在地、地域アーツカウンシル
10月1日(火) アートから教育、学校が変わる
10月8日(火) 高齢者や障がい者の潜在力を引き出すアート
10月15日(火) 地域政策や地球規模の課題と向き合うアート

●第6ユニット
【講座名】
創造都市とまちづくりI  担当講師 鈴木伸治 (横浜市立大学国際教養学部 教授)
【講義概要】
日本の創造都市政策については、文化政策、創造産業の振興、まちづくりなど多様なアプローチがみられる。このユニットではまちづくりの観点から創造都市の可能性について再検討していく。ここでは「リノベーション」「アーバニズム」「ウォーカブル」「郊外」をキーワードに講座を展開し、創造都市との関連性や、展開可能性について議論する。
9月26日(木) リノベーション型まちづくりと創造都市(鈴木伸治・横浜市立大学教授)★オンラインでの講義のみです★
10月3日(木) アーバニズムの時代へ(中島直人・東京大学教授)
10月10日(木) ウォーカブルまちづくりと創造都市(野原卓・横浜国立大学准教授)
10月17日(木) 創造都市における郊外の可能性(大森文彦・東京科学大学准教授)

●第7ユニット
【講座名】
創造産業論 担当講師:上野正也(神奈川大学建築学部 准教授)
【講座概要】
重厚長大な産業が衰退するなか、都市または国家における新たな経済のエンジンとして、創造産業は位置付けられてきた。そして近年では、国内外を問わず様々な自治体において産業振興施策として事業展開されている。今回の講義では、総論として創造産業の潮流について概観する。以降の講義は、創造産業振興には欠かせない中間支援にスポットを当て、クリエイターや作家を様々なものに結びつける力に注目する。これらを通じ、創造産業の現在を知り、またその可能性について考えていく。

10月22日(火) 創造産業 総論(上野正也・神奈川大学建築学部 准教授)
10月29日(火) クリエイティブネットワークセンター大阪メビックの取組み(堂野智史・公益財団法人大阪産業局クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック所長)
11月5日(火) 旭川クリエイターズクラブの取組み(ゲンマ マコト・デザイン事務所カギカッコ 代表/アートディレクター/グラフィックデザイナー、安食 真・有限会社スタジオニブロール クリエイティブディレクター/デザイナー)
11月12日(火) 金沢クラフトビジネス創造機構の取組み(原嶋亮輔・金沢クラフトビジネス創造機構・工芸ディレクター/デザイナー)

●第8ユニット
【講座名】
文化政策を巡って─ 経済界から学ぶ創造都市 担当講師:杉崎栄介(公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団)
【講義概要】
文化芸術創造都市横浜の具体的な取組として、アートNPO主導の文化芸術振興、遊休不動産や公共空間の文化芸術利用、地域アーツカウンシルによる中間支援などがあげられる。これらの施策は行政の企画で始まったように見えるが、実はその多くは経済界の過去の実践や提言を参考にしている。歴史的にみても、行政が文化や芸術の担い手として現在のように登場するのは戦後しばらく経ってからのことで、今なお先駆的な取組の多くは経済界が主導している。本ユニットでは、現在進行形で企業などが行う芸術の担い手支援やアートを通じた地域振興、まちづくりの事例を学び、あらためて創造都市について考える。

10月25日(金) 本ユニット趣旨説明+全国の企業メセナ事例紹介
 (若林朋子・立教大学大学院 社会デザイン研究科 特任教授)
11月1日(金) 北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想の現在地
 (木坂 葵・一般社団法人おおさか創造千島財団 事務局長)
11月8日(金) この世界に、バグを。アーティストのキャリアを全力で応援するアートセンターBUG
 (花形照美・株式会社リクルートホールディングス 財団・アートセンター推進部部長)
11月15日(金) 信用金庫×美術館/地元企業×博物館で生み出すシビックプライド
(石井健二・横浜信用金庫 つきみ野支店長、襟川文恵・横浜美術館 経営管理グループ 担当リーダー、山本博士・株式会社三陽物産 代表取締役、羽毛田智幸・公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団 拠点計画推進課 課長)

●第9ユニット
【講座名】
創造産業論II 創造都市化による新たな産業立地とその展開 担当講師:岡田智博(一般社団法人クリエイティブクラスター 代表理事)
【講義概要】
今、私たちが当たり前に使っているデジタルのサービス、豊富に選べるコンテンツ、多様な文化の豊かさに触れられる観光、それらの源には、これまでの産業発展で棄てられた中心市街地や、周縁にあった個性ある市民による文化的創造活動といった、多くの人々からは、見向きもされなかった存在が、イノベーティブな環境変化によって、芽吹きはじめ、文化的営為を通じて、これら新たなものを地域で創出し、産業化・社会化していったことが、背景に存在する。この20世紀末からの世界各地での変化こそが「創造都市」という考え方を生み出した。ここでは、創造都市における産業立地をテーマに、21世紀型産業を生み出す背景にある地域における文化的営為とその展開を、まさに時代の変化を国内外で参与しながら分析を続けてきた講師が、大都市から里山まで、さまざまな現場をあげながら説いていく。

11月19日(火): 高度情報通信社会の到来による新産業を生み出した「創造都市」
11月26日(火): 「創造都市」がもたらす新産業の立地
12月3日(火): 地域創生のための創造的産業立地
12月10日(火): 持続発展可能な創造的地域としてのバリューチェーンに向けて)

●第10ユニット
【講座名】
創造都市とまちづくりII まちづくりの新たな潮流と創造都市 担当講師 鈴木伸治 (横浜市立大学国際教養学部 教授)
【講義概要】
まちづくりと創造都市の接点を考える上で、重要なポイントとなりつつあるウェルビーイングやリノベーション、創造的人材をキーワードに講座をすすめる。大都市のみならず、都心周縁部や地方都市、人口減少地域などさまざまなスケールからまちづくりと創造都市の関係性を考える。

11月21日(木): 都市のウェルビーイングと創造都市(南雲岳彦・一般社団法人スマートシティ・インスティテュート代表理事/横浜市立大学特任教授)
11月28日(木): リノベーションまちづくりと創造都市(岡部友彦・コトラボ合同会社代表)
12月5日(木): 長屋のまちからの文化発信 (後藤大輝・暇と梅爺株式会社代表取締役)
12月12日(木): 美の基準と創造的なまちづくり (卜部直也・真鶴町役場)

 

 

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